トリニダード・トバゴの朝市で売られていたこちらの果物
トリニダード・トバゴではこれはChennette(チェナッツみたいに聞こえる)と呼ばれています。Quenepa FruitとかSpanish limeとも言うみたいです。
見た目
写真のように枝に数個くっついて実がなります。
実の表面の皮は不思議な凹凸があり、爬虫類の鱗のようです。光を当てると色が変わって見えます。メタリックな感じです。悪く言うと黄金虫みたいな感じ。。
この実の最も興味深いところがその食べ方。
皮ごと実を歯で軽く噛みます。すると「カリッ」という、とても良い音で皮が綺麗に割れるのです。
この感覚が楽しくてついつい噛んでみたくなるような面白さです。
皮が割れればあとは剥がすだけ。このようにつるっと簡単にとれます。
このまま手を汚さずに食べられるというわけです。
実は綺麗なオレンジ色をしています。美味しそうに見えますが…
食べると強烈なえぐみが口の中いっぱいに広がります。(笑)
口の中がガサガサ、ザラザラするような感覚。洗い流したい。(水を飲んでもすぐに洗い流されないほどのえぐみ)
現地にお住まいの皆様はこれをこのように生でフルーツとして食べているので驚きです。
さらにこの実のほとんどが大きな茶色の種で、種を包んでいるオレンジ色の食べられる部分はほとんどありません。
その点も踏まえると日本人が知っているフルーツに見た目が一番近いものは「ライチ」だと思います。皮の感じも似ていますしね。。
味
しかし味は全く違います。甘味もありませんし、以前食べた生のカカオの種の周りの白い部分と似たような味。これが一番近いのですが、伝わらないですよね。(笑)
生ぬる〜い歯ごたえの無い柔らかい生のイカを食べているような感じ、といったところでしょうか。。
皮むきが楽しい果物
カリッと歯で皮を剥く感覚は楽しいので、見かけたらやってみてください。
口直しするものがあれば、食べてみるのもありです。是非挑戦してみてください!
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