多くの女性の悩みである「便秘」
私もその一人で、自分ではどうにもできない程につらい便秘を経験しました。
そこで便秘で病院を受診した経験について書きたいと思います。
同じ悩みを抱えていれば少しでも役立てればと思います。
症状は?
私は小さいころから便は出にくいほうで、成長につれてその症状も酷くなっていきました。
高校生の頃は3日以上便が出ないことは当たり前で、1週間以上出なかったこともあります。
よっぼどため込んでしまっているときは、時々お腹が痛くなって、出る、ということはありましたが、私の腸は便秘に慣れ切っていたので、普段は便秘の状態を特に気に留めることはありませんでした。
ですが授業中にお腹が痛くなるようなこともあったので、お腹が痛くなる前に出してしまいたいと思うようになり、市販薬の下剤(コーラック)を時々服用するようになりました。
便秘で病院に行こうと思ったきっかけ
大学生のころ、私は一人暮らしをしていました。あるとき便秘でしばらく便が出ていなかったので、市販薬の下剤を服用しました(通常、夜服用すると、翌日の昼に出るようなサイクルでした)。
そしてその日の夜、就寝中に腹痛が起き、トイレにこもっていたのですが、全く便が出ず、とても苦しい思いをしました。長い時間力を入れていると、なんだか意識が朦朧としてきて、冷や汗も出てきて、座っているのもやっとでした。浣腸液なども試したのですが、肝心の便は出ず。おそらくこのとき、便栓が出来てしまっていたのだと思います。
誰にも助けを呼ぶこともできないので、救急車を呼ぼうかとも思いましたが、さすがに抵抗があり、トイレ横の洗面所の床に寝転がり休憩をとりました。しばらくすると少し腹痛もおさまってきたので、ベッドまで移動して、何とか寝ることができました。
腹痛が起きてから寝るまで1時間以上は格闘していました。かなりしんどかったです。
翌日朝、腹痛は収まっていましたが、便を出したい気持ちが強く、なんとか力づくで便栓を出して、排せつすることができました。
予防のために病院へ
上記のような事態にならないように病院へ行くことにしました。行ったのは家の一番近くかつ消化器科のある昔ながら(デイサービスが併設しているようなお年寄りの多い)の病院でした。
いきなり浣腸でもされたらどうしようかと心配していましたが診察の内容としては血圧を測り、問診で症状を報告のみでした。そして処方されたのはヨーデルSという薬(下剤の一種)。
あまり診察はしてもらえた感じはしませんでしたが、きちんと病院に行ってもらった薬だからもうこれで大丈夫だろうと思っていました。
便は出るようになりましたが、服用し始めた当初は薬の効果が強く、腹痛が起こったり、水便が出るようなこともありました。
ですが出ないよりは出たほうが良いのでそこは薬の慣れや調整というところなのかなと思い、毎日就寝時に飲んでいました。
そのうち腹痛などは起こらなくなりました。
引っ越しに伴い病院を変更
引っ越すことになり、1年ほど通った病院を変えることになりました。新しく通った病院で、ヨーデルSを服用していたことを告げると、「ヨーデルSではなくこっちにかえます。」と告げられ、次に処方されたのがラキソベロン。診察の内容としては問診と腹部に聴診器を当てられました。
結局はどちらも下剤には変わらないと、後々にわかります。半年通院。前回と同様毎日服用しました。
半年転勤のため一時的に病院を変更
今度は少し長め(半年)の転勤のため、病院を変更しました。私が病院を探すときのポイントにしているのは通いやすいかということと、消化器科があることです。今回訪れた病院はたまたま女医さんがいらっしゃるところでした(これまでのお医者さんは皆さん男性でした)。
下剤ではなく酸化マグネシウムを勧められる
ここでこれまでとは違う薬(?)を処方されました。それは酸化マグネシウムです。
理科の実験のあれ?と思いましたが、酸化マグネシウムには便に水分を含ませるという効果があります。副作用はありません。
先生は私の体を気遣ってくださいました。下剤は腸が伸び、ますます便が出にくくなっていくことや、下剤とは毒素で腸を刺激し便を出しているため、体にあまりよくないことなど、丁寧に教えてくださりました。
ですが、いきなり酸化マグネシウムに切り替えたところで便秘が改善するわけではありません。便秘に慣れ切っていた私はまず、「便意」を起こす必要がありました。
そこで先生は酸化マグネシウムと合わせて新レシカルボン坐薬とこれまで服用していた下剤を処方。初めのうちは下剤に慣れ切っていると思うのでどうしても出ないようであれば下剤を服用すること(可能な限り服用しないこと)。便意を起こすことがなにより大切なので新レシカルボン坐薬を使用し、便意を起こすこと。便を出すのは通常朝なので、トイレに行きたくなくても朝必ずトイレに座ること。という指示をうけました。
硬かった便が徐々に柔らかくなる
酸化マグネシウムを服用するようになってから、徐々にではありますが、便が柔らかくなってきました。朝も必ず10分程度トイレに座るようにし、便意を起こす癖をつけるようにしました。そのうち下剤は服用せず、新レシカルボン坐薬と酸化マグネシウムで便が出るようになりました。
新たな土地へ転勤、新しい病院を探す
1か月分の新レシカルボン坐薬と酸化マグネシウムを処方してもらい、新しい病院を探していました。その頃には何となく便秘が心配なので酸化マグネシウムを飲んでいて、坐薬はなくても便は出る状態にまで改善されていました。
同時期に別の症状で鍼灸院に通いだす
同時期にニキビが大量発生し、ニキビ改善に力を入れている鍼灸院に通い始めました。
ここで勧められたのがコントレックスという硬水です。
たまたまコントレックスにはマグネシウムが豊富に含まれており、ほとんどの飲料をコントレックスに変えた結果、酸化マグネシウムの粉薬を服用しなくとも便が柔らかくなったのです。
価格:1,379円 |
病院に行かなくても、薬を飲まなくてもよくなった
薬を飲まずとも、コントレックスを飲んでいれば便が出るようになったので、新しい病院を探さなくてもよくなりました。
コントレックスを飲まないと、少し便が硬くなって出しづらくなるので、今の私には必需品です。コントレックスとの付き合いはもう3年くらいになります。
まとめ
・便秘で病院に行ってもいい
・診察の内容は問診や腹部への聴診器程度なので心配しなくてもよい
・可能であれば女医さんにみてもらったほうが(女性の便秘のつらさをわかってくれるみたいで)良い
・便意を起こすことと便を柔らかくすることに努めるべし
・マグネシウムを服用(コントレックス(硬水)を飲む)と便が柔らかくなる
便秘のパターンも色々あると思うので必ずしも私と同じ方法で症状が改善するとは断言できませんが、同じような悩みを抱えていらっしゃる方がおりましたらぜ是非一度試してみてはいかがでしょうか。
おまけ
コーラックなどの下剤は服用の目安が2錠なのですが、便秘じゃない人がこれを服用するとお腹を下して大変なことになるんだそうです。またコントレックスも問題なく便が出る人はお腹が緩くなるそうなので、便を無理やり出そうとして安易にそれぞれに手を出すのはやめたほうがよさそうです。
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